喜びはぼく達の胸中でいつまでも留まることはしてくれません。
満たされても、満たされても砂漠にたまに降る通り雨のように乾いてしまうものだと思います。
しかし悲しみはいつでもぼく達のお腹の中で見張っています。
鋭利なトゲもあるので取り除くのも容易ではありません。
でも、不可能ではなくて便器で嘔吐するみたいに、苦しいけど…一応可能。

悲しみなんて取り除いてもまた降り注いでくるんだし、いいや糞が!と
見てみぬ振りをするのが一番楽なのかもしれないけど
それは、今よりいい自分を否定する事になるんじゃないかな。